UL

Uの谷を辿る リーダーシップの集合的覚醒(ユニリーバ・ジャパン)

UJUL(ユニリーバ・ジャパン・Uリーダーシッププログラム)とは

2013年夏、パートナーの由佐とのコーチングセッションを通してリーダーとしての自己探求を進めていたユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社(以下:ユニリーバ)の人事役員である島田さんが、「本当に今この会社の未来に必要なものは何か?」という問いから生み出されたのが、U理論のプロセスに則ってリーダーシップを集合的に覚醒させていく、ユニリーバ・ジャパンUリーダーシッププログラム(以下:UJUL)である。

“この会社の未来を自分たちが創っていくという想いと志でつながったリーダーたちを会社の中に育みたい。それに必要なエンパワメントが起きるリーダーシップの覚醒を促すプロセスを会社の中で創り出そう。公募をしてコミットメントがある手上げ制で参加者を募ってみよう。”

このプログラムはそんな島田さんの一人のリーダーとしての想いから始まった。

リーダーシップとは、個々の意識の変容プロセスそのものである。リーダーシッププログラムは、参加者の「求められる期待に答えて承認欲求を満たす」というそれまでの成功を担保してきた自我のエンジンから、自分は何者か、自分たちはここで何を生み出し、何を残していきたいのかという覚醒した意志を起点とする在り方へと目覚めていく、そんなプロセスを参加者の意識の変化にあわせながら微細に各回のワークをデザインしていく。その場からファシリテーターのインスピレーションで生み出されたワークを突発的に場でやるときもある、「いま、ここ」からつくられるプロセスなのである。

リーダーシップの進化には時間軸が非常に重要になる。2日間や3日間の一過性の研修ではこの意識変容を起こせない。このため、数週間に一回の頻度で16時〜19時までの3時間のセッション を計10回し、各回の場から成るアクションラーニング型のプログラム構成とした。CCCは持てる全ての知見をこの10回に統合する意図でUJULの旅路が始まった。現代のリーダーシップに必要な最新のソーシャル・テクノロジー(NVC・学習する組織・U理論・源のリーダーシップ・システム思考・メンタルモデルetc)をベースに、各回必要なインプットと体験的な気づきが起きるワークを提供し、最終的にはチームで自社の経営課題まで扱う。

UJULでは、リーダーは体験から自ら何かに気づくというAwareness(内省力)を徹底的に鍛える機会を提供される。己の中に無自覚に存在している考えや思いこみに気づき、その学びを現場で試し、その体験をもとに次回のUJULでさらに違う視座を得てAwareness(気づき)を深めるという設計だ。この一連の学びのプロセスを葛藤や「もやもや」を体験しながら、何度も何度も反復的に繰り返すことで、徐々に内なる意識が変化していく。そして、参加者自らのその意識の変容が、期待や強制力からではなく、「自然に」行動を変え、起こる現実が変わり始める。

このプログラムの鍵の1つは、盛り込んだ内容もさることながら同一メンバーで10回のセッションを行なうことにある。違う部署で働いていても同じような悩みを持ち、その悩みをオープンにありのままに語る場をもつことを通じて、互いが「UJULのメンバーにだったら、自分の弱みを見せられる」「会社は色々な人がいて色々な噂や評価があるとしても、この場は違う!」という安心・安全を感じられる場をまず創ることが重要なのだ。そしていつしか、このような場がどうして現場にはできないのだろう、こういう場を現場にも創り出したい!という声が聞かれるようになっていく。この「ありのままでいられる」仲間が揃うと、学びは格段に深くなる。自分の経験した学びは他人の学びとなり、他人の学びが自分の学びとなり、他者や未来から学ぶことで集合的なリーダーシップの変容が起きていくのである。

取締役 人事総務本部長 島田 様 インタビューはコチラ
参加者 元島 様 インタビューはコチラ